独メディアが「悪い星の下にいる」と宇佐美を酷評 今季出場わずか9分で“故障後に戦力外”と指摘

ポジションを争うライバルが戦線離脱も、宇佐美は出場のチャンスをつかめず

 アウクスブルクの日本代表FW宇佐美貴史は今季移籍後、リーグ戦出場時間わずか9分と戦力外状態の苦境を迎えている。ドイツ地元メディアは天才アタッカーの4シーズンぶりのブンデス挑戦について「悪い星の下にいる」と酷評している。 ドイツサッカー専門メディア「リーガインサイダー」が「宇佐美貴史、故障後に戦力外」と特集している。

 宇佐美は8月27日の今季開幕戦のヴォルフスブルク戦で試合終了間際の9分間ピッチに立った。だが、それ以降、公式戦で一切姿を現していない。

 記事では「宇佐美貴史の2度目のブンデスリーガは依然として悪い星の下にいる。ラウル・ボバディージャとカイウビというライバルの長期離脱にもかかわらず、この日本人はリーグ戦でFCアウクスブルクのためにわずかしか試合に出ていない」と厳しく指摘されている。

 ポジションを争うパラグアイ代表FWボバディージャ、ブラジル人FWカイウビは戦線離脱するなか、実際、宇佐美は出場のチャンスをつかめずにいる。もっとも、宇佐美は足首の故障で2試合欠場する不運も重なった。前節に古巣バイエルン戦でベンチ入りを果たしたが、1-3で負けた試合で残念ながら出番は回ってこなかった。ディルク・シュスター監督は「他の選手がチャンスを生かした」と宇佐美の苦境について説明しているという。

「故障以前より力強くなったが、24歳はいまだ戦力外だ」と一刀両断されている宇佐美。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督のお気に入りのプレーヤーが今、ドイツで再び壁にぶち当たっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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