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「最も忘れられていた選手がスタートを切った」 英紙が“ジャガー”浅野のさらなる活躍を期待
日本の若き点取り屋の活躍を紹介 「シュツットガルトで最初の得点を決めた」
シュツットガルトの日本代表FW浅野拓磨は30日、ブンデスリーガ2(独2部)第11節の敵地カールスルーエ戦とのダービーマッチに左ウイングとして先発出場。前半10分に左足のシュートで欧州移籍後初ゴールを奪った。チームも3-1で勝利し、アーセナルからやって来た“ジャガー”の活躍を英メディアも報道している。
右サイドから攻撃を組み立てたシュツットガルトは18歳にしてU-21トルコ代表にも名を連ねるMFベルカイ・オズジャンがファーサイドへクロス。FWカルロス・マネがワンタッチで中央へ折り返すと、走り込んだ浅野が左足で蹴り込んだ。アーセナルから期限付き移籍で加入した浅野は7試合目にしてリーグ戦初ゴールを決めた。お馴染みとなった“ジャガーポーズ”もドイツで初披露した。
英紙「ザ・サン」は「アーセナルからのローンで移籍したタクマ・アサノがドイツのシュツットガルトで最初の得点を決めた」と日本の若き点取り屋の活躍を紹介した。その一方で「今夏、最も忘れられていたアーセナルの新加入選手が、ドイツのシュツットガルトでスタートラインを切った」と手厳しいコメントも残されているが、期待の裏返しとも言えるだろう。
広島からアーセナルへと完全移籍した浅野だが、英国の労働許可が下りず、アーセナルを経由する形でシュツットガルトに加入した。移籍直後は英メディアでも浅野の経歴などを紹介する特集が組まれるなど期待も高まっていたが、リーグ開幕から約2カ月が経過した今、その存在感は薄れつつあるようだ。
リーグ戦7試合目の出場にしてようやく生まれた初ゴールが浮上のきっかけとすることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images