伊紙がミランの手薄なベンチ要員を酷評 「完全に期待を裏切った」本田ら攻撃陣は壊滅的

本田が批判をエスカレートさせる元凶に…

 特に、中盤から前線のベンチ要員が壊滅的だと同紙は断罪した。「昨季に獲得したコロンビア代表FWカルロス・バッカの代替となる選手は存在せず、昨年レギュラーだった本田もFWスソに代わって起用されたジェノア戦で完全に期待を裏切った。ジョーカーだったはずの本田は試合中、ほとんど姿が見えなかった」と、本田のプレーを引き金にベンチ要員の手薄さが明らかになったと、強く批判している。

 モンテッラ監督の下で開幕から苦しい内容のゲームでも勝ち点を積み重ねてきたミランだが、選手層の薄さが今後のリーグ戦での戦いを占う上で暗い影を落としていると分析されている。本田にとってジェノア戦はそうした評価を払拭するためのチャンスだったが、低調なパフォーマンスにより批判をエスカレートさせる元凶になってしまった。

 ミランは冬の移籍市場での選手獲得へ向け、11月中に中国企業への株式99%台の資本売却が完了する見込みとされている。本田などリーグ戦で「パンキナーロ(ベンチ要員)」と化している選手たちにとっては、移籍市場がオープンする残り2カ月は、クラブ内での生き残りを懸けた戦いになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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