ドルトムントで不遇の天才司令塔 「移籍は悲しいが論理的」と地元紙が非情宣告

今季出場ゼロのシャヒン 度重なるケガで輝きを放てず

 ドルトムントのトルコ代表MFヌリ・シャヒンは、もはやクラブに居場所はなくなってしまったのだろうか。独地元紙「WAZ」は、今季いまだ出番なしの天才司令塔に関して「移籍は悲しいが、論理的だ」と非情な宣告を突きつけている。

 日本代表MF香川真司が最初にドルトムントへ加入し、リーグ優勝を成し遂げた2010-11シーズン、シャヒンはユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)率いるチームでダブルボランチの一角としてレギュラーに君臨。左足から放たれる正確無比のパスで攻撃陣を操った。

 その活躍ぶりが認められ、2011年にレアル・マドリードへ移籍するも、スペインでは全く存在感を示せなかった。12年に期限付き移籍で渡ったリバプールでも同様に輝きを放つことはできず、13年にドルトムントへ復帰した。しかし、下部組織からプレーする古巣でも苦境は続いている。今季は公式戦3試合でベンチ入りするも、ピッチには一度も立っていない。

 「WAZ」紙は、そんな不遇の司令塔の去就についてレポートしている。「ヌリ・シャヒンはBVBにお別れを告げる可能性がある。悲しいが、論理的だ」と出番のないシャヒンは、移籍もやむを得ないと主張している。

 

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