アル・バテイン戦後にロッカールームに向かうシーンに脚光

　サウジアラビア1部アル・ナスルに移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、リーグ戦6試合8発とその実力の違いを見せ付けている。しかし、現地時間3月3日に行われた第19節アル・バテイン戦（3-1）後には、試合後にロッカールームに向かう途中でファンから飛んだ罵声に反論する場面もあった。

【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継！

　古巣のイングランド1部・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドを、カタール・ワールドカップ（W杯）が迫った秋に契約解除となったロナウド。その後、昨年末に総年俸2億ユーロ（約289億円）とも言われる大型契約をアル・ナスルと結んだ。

　ロナウドは初戦こそ無得点に終わったものの、リーグ戦2試合目で初ゴールを記録すると6日後の試合では4得点をマーク。各地で結果を残してきた実力を発揮し始めている。

　アル・バテイン戦にもフル出場したロナウドだが、試合後にロッカールームに向かう途中でのファンとの会話が注目を浴びた。アルゼンチンラジオ局「Radio Mitre」によると、大きな声で「メッシはあなたよりずっと上手いんだ！」と子供のファンがロナウドへ罵声を浴びせたという。

　パリ・サンジェルマン（PSG）で活躍し、度々ロナウドと比較されてきたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを引き合いに出した一言にロナウドもすかさず「簡単な試合だった！」と反論している。

　記事では「試合はロナウド（アル・ナスル側）に軍配が上がったが、ロナウドをその喜びの瞬間から遠ざけてしまった」と勝利に水を差した場面だと報じた。

　一方、英紙「ザ・ミラー」でも同様のシーンに取り上げ「不満を助長したが、ロナウドはそれほど気にしていない様子だった」と見解を示している。

　長年ロナウドとメッシの“どちらが上か”という論争が繰り広げられてきたが、サウジアラビアの地でもその一面が出ていた表面化していたようだ。