アーセナル、「リーグ優勝の可能性を持つチーム」に変貌した理由を海外メディアが分析

首位を走るアーセナル【写真:ロイター】
首位を走るアーセナル【写真:ロイター】

昨夏にジェズスやジンチェンコが加わって選手層も強化

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルはプレミアリーグ首位に立っており、2003-04シーズン以来の優勝に向けて突き進んでいる。英スポーツニュースメディア「VAVEL」は、「メンタリティーがリーグ優勝の可能性を持つチームに変わった」とミケル・アルテタ監督率いる“ガナーズ”を称賛している。

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 アーセナルは現地時間3月4日、プレミアリーグ第26節でボーンマスと対戦。開始9秒で失点するなど2点を先行される展開となったが、後半に3得点を奪って逆転し、3-2で勝利を収めた。怒涛の反撃で、後半アディショナルタイムに決勝点を奪う驚異的な勝負強さを発揮した。

 2003-04シーズンを最後にリーグタイトルから遠ざかっているアーセナルだが、26試合を終えた時点で2位マンチェスター・シティに5ポイント差を付けて首位を走る。直近6シーズンはトップ4入りすらも叶わなかったところから大躍進。記事では、その変貌ぶりについて次のように報じられている。

「アーセナルはここ数年バックボーンがなく弱いと非難されてきたが、今シーズンの彼らをそんなふうに言うことはできないだろう。チャンピオンは勝つ方法を見つけるという古いスポーツの決まり文句があるが、アーセナルはそれをやってのけている。タイトルを獲るチームはしばし土壇場で決勝点を奪い、劇的なカムバックを見せるものだ。今のアーセナルは確かにそれを持っている。メンタリティーがヨーロッパ行きが目標だったチームから、リーグ優勝の可能性を持つチームへと変わった」

 アルテタ監督率いるチームは20代前半の選手を中心とした若いチームだが、昨夏にはシティからリーグ優勝の経験を持つブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスとウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコが加わり、選手層も厚みを増した。開幕から好調を維持し、今やプレミアリーグ制覇を目指すチームとしての風格すらも漂い始めている。

 リーグ戦も残すところ12試合。アーセナルはライバルたちの追撃を振り切り、19年ぶりの戴冠を成し遂げることができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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