リトルなでしこ、U-17女子W杯連覇ならず アジア王者の北朝鮮にPK戦の末に敗れる

日本が圧倒もアジア予選決勝の借りを返せず

 リトルなでしこはU-17女子ワールドカップで惜しくも史上初の連覇はならなかった。現地時間21日にヨルダンで開催された決勝戦で、北朝鮮を相手に前後半を0-0で戦い終え突入したPK戦で4-5と敗れ、準優勝となった。

 今大会の準決勝までの5試合を19得点2失点と盤石の勝ち上がりを見せた日本だが、決勝戦は楽なゲーム展開にはならなかった。今大会のアジア予選となった昨年のAFC U-16女子選手権の決勝では0-1で敗れた北朝鮮に対し、攻め込みながらもなかなかゴール前に入り込めない時間が続いた。逆にカウンターのプレッシャーを受けながらの試合運びになった。

 そのなかでも前半20分、唯一前回大会の優勝を経験しているキャプテンのMF長野風花(浦和)がFKを直接狙うと、相手GKがこぼしたところにFW高橋はな(浦和)が詰めた。しかし、シュートはヒットせず決めきれなかった。さらに同28分には、MF宮澤ひなた(星槎国際高湘南)が強烈な右足ミドルを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。

 日本は安定したセービングを見せたGK田中桃子(日テレ)など、守備陣が安定感のあるプレーを見せた。前半終了間際にゴール前へのアバウトなロングボールで北朝鮮のエースFWイ・ヘヨンにあわやというヘディングシュートを放たれたが、シュート数14対2と主導権を握ったままハーフタイムを迎えた。

 

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