「賢く行動したい」 浦和スコルジャ新監督、Jリーグ挑戦1年目で重要視することは?

攻守で「ナンバー10の選手は常にキープレーヤー」と主張

 全体的にはハイプレス、高い最終ラインでのプレーを標榜するだけに「もちろんゲームの各場面で対戦相手の分析するのは大事だ。ビルドアップもその1つ。どのようにハイプレスを掛けるかに必要だ」と、自分たちのスタイルだけでなく相手の分析も重要視する。そして「攻撃から守備、守備から攻撃とどちらも切り替えも大事だ。素早く反応できればアドバンテージを作れる」と話す。さらに、チームのキーマンとして“ナンバー10”と表現するトップ下のポジションを挙げた。

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「私にとってナンバー10の選手は常にキープレーヤーだと思う。攻撃でも守備でも重要な選手だ。特に攻撃では、多くのゴールとアシストを記録してきた。浦和でも同じことを期待している。攻守にわたってバランスを保つ責任がある。攻撃なら速攻かゼッションかの判断や読みが必要。そのような能力を持つ選手はいるし、小泉佳穂や大久保智明は適している。プレシーズンではアレックス・シャルクや安居海渡、ブライアン・リンセンも試した。相手や自分たちが必要とすることによって、多くのオプションがあると思う」

 また、レフ・ポズナン時代の選手との比較には「ここはJリーグであってポーランドではない。10番に要求されることも変わるだろう。その比較をすると、Jリーグの10番のほうがさらに大変な役割だと思うが、最終的に浦和の10番に満足できると思っている」とも話し、ポーランドからやってきた指揮官は、1つ1つの質問に対して丁寧に言葉を並べながら対応していた。長いシーズンを戦うなかで、スコルジャ監督が率いる浦和がどのような成長を見せるか、あるいは安定してハイレベルな戦いを続けられるのかが注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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