ミランが練習でラグビーを実施した模様を公開 楕円形のボールでも正確なキックを見せたのは…

モンテッラ監督がウォーミングアップのメニューとして導入

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが、練習メニューにラグビーを取り入れたことが話題を呼んでいる。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 現地時間14日のトレーニングは、悪天候が続いてピッチ状態が悪かったという。そこでモンテッラ監督は、ウォーミングアップにラグビーを導入した。その狙いを、現地時間15日の記者会見の際に語っている。

「グラウンドがかなり水分を含んでいたのでね。ああやった方が、効果的に体を温められると思ったんだよ。ニアングのようにルールを知らない選手もいたけど、チームメートから教わりながらプレーしていたね。チームにはすごく明るい活発さと熱気が見られたよ」

 チームの公式ツイッターも、このラグビーの模様を動画で配信した。正式なラグビー競技から考えればルール無用のプレーが続いていたものの、モンテッラ監督の話すように選手たちが明るく楽しんでいる様子が見られた。MFジャコモ・ボナベントゥーラは慣れない楕円形のラグビーボールでも、右足のボレーキックで正確無比なサイドチェンジを見せるなど、さすがの技術も見せていた。

 プレシーズンにアメリカ遠征をした際には、練習メニューにバスケットボールを取り入れたことでもモンテッラ監督は話題になった。残念ながら本田は、この日は別メニュー調整だったと伝えられたが、さまざまな競技を取り入れて選手を飽きさせずにトレーニングをしていくことも、モンテッラ監督が若き戦術家として評価される一因なのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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