本田が豪州戦で4年ぶりの1トップ出場 「足を引っ張らないようにした」で1アシスト

2012年10月9日のポーランド遠征で行われたブラジル戦以来の1トップ

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の大一番となった11日の敵地オーストラリア戦で、日本代表は前半5分にFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)のゴールで先制したものの、後半8分にPKを決められて最終的に1-1の引き分けで終えた。それでも敵地で勝ち点1を確保し、MF本田圭佑は試合後「今日はオーストラリアの方が優勢だっということで、勝ち点1で良しとしたい」と語った。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は6日のイラク戦から4人をスタメンで変更。特に本田を1トップに配する布陣で臨んだ。2012年10月9日のポーランド遠征で行われたブラジル戦(0-4大敗)以来の1トップ出陣となった本田にとって、自身の存在価値を証明するための一戦となった。

 そして試合開始早々の前半5分、早くもハリル監督の起用が的中した。中盤で原口がパスカットしてMF長谷部誠につなぐと前線に駆け上がった。長谷部が1トップの本田にパスをつなぐと原口は全速力で抜け出すと、そこに本田からのパスが通った。GKと1対1になった原口は、冷静に左足でゴールに流し込んでゴール。この原口によるアジア最終予選3戦連続ゴールで、日本は敵地で貴重な先制点を挙げた。

 その後は両チームともに中盤で激しいボールの奪い合いになり、なかなか攻撃を完結させる場面を作れなかったが、同分に原口が左サイドからカットインしてミドルを放つリズムが生まれた。直後の同29分には原口が左サイドを深く切り込み、本田へマイナスのパス。丁寧に左足で狙った本田だったが、シュートは相手GKの正面を突いた。

 

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