三笘薫は「ミラクルボーイ」 日本人アタッカーの輝かしいキャリアを香港メディア絶賛「本当に尊敬に値する」

試合連続ゴール中のブライトンMF三笘薫【写真:Getty Images】
試合連続ゴール中のブライトンMF三笘薫【写真:Getty Images】

川崎で残した功績を振り返りつつ、W杯やプレミアでの躍進を紹介

 日本代表MF三笘薫は、カタール・ワールドカップ(W杯)からクラブ帰還後、イングランド1部ブライトンで直近リーグ戦2試合連続ゴールを記録。その躍動には、香港メディアも「ミラクルボーイ」と切り出し、賛辞とともに特集を組んで紹介している。

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 三笘はプレミアリーグ第18節のアーセナル戦(2-4)で日本代表DF冨安健洋からボールを奪って攻撃の起点となり、そのままペナルティーエリア内まで駆け上がって右足で得点。後半44分には、オフサイドで取り消しにはなってしまったが、ドリブルでエリア内に侵入しネットを揺らす場面もあった。

 さらに第19節エバートン戦では左サイドでパスを受けファーストタッチで相手を1人置き去りに。さらに寄せてきた相手をワンフェイクでかわすと右足で豪快に蹴り込んだ。このゴールで三笘はW杯明けのリーグ戦で3試合2ゴールと立派な数字を残している。

 そんな三笘に対し、注目したのは香港メディア「FANPIECE」だ。三笘を「ミラクルボーイ」と称し筑波大からJ1の川崎フロンターレへと入団した経歴を紹介。2020シーズンのリーグ戦13得点13アシストの記録を「大学生がプロリーグに進出したばかりの水準ではない」と驚きとともに伝えた。

 また代表としての成長ぶりも取り上げ、カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦で途中出場から決めた2ゴールで「日本をワールドカップに導いた」と功績を称えている。本戦でもグループリーグ第3戦スペイン代表戦(2-1)でMF田中碧のゴールを導いた「わずか1.88mmのパス」を「三笘薫の生涯の代表作」と絶賛した。

 こうした経歴を踏まえたうえで、同メディアは「三笘薫の活躍は奇跡的な功績の代名詞ではないが、諦めない精神は日本人に受け継がれている。自分の力を尽くして仕事をやり遂げようとする姿は本当に尊敬に値する」とW杯での“三笘の1ミリ”を含め、成長著しい日本のアタッカーの特集を締め括っていた。

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