C・ロナウドが法律違反? 未婚カップルの同居が違法のサウジ…専門家見解「目をつむり始めている」

アル・ナスルに加入したFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
アル・ナスルに加入したFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

未婚者カップルの同室宿泊は法律で違法、2人の現地弁護士が言及

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドを退団し、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、サウジアラビア1部アル・ナスルと2025年夏までの契約を結んだ。すでにサウジアラビア入りしたロナウドだが、スペインメディア「フットボール・エスパーニャ」は、ロナウドとパートナーのジョージナ・ロドリゲスさんがサウジアラビアの法律違反を犯している可能性を指摘した。

 ロナウドは昨年11月に双方合意の下で契約を解除し、現地時間2022年12月31日にアル・ナスル加入が正式決定。契約期間は2025年夏までで、年俸は総額2億ユーロ(約280億円)と伝えられている。

 すでにサウジアラビア入りしたロナウドは、これまで同様にジョージナさんと子供たちと一緒に暮らすことになるとみられている。しかし、これが問題になるのではないかと、サウジアラビア国内で話題になっているという。

 2022年にワールドカップ(W杯)を開催したカタールでもそうだったが、未婚者カップルの同室宿泊は法律で違法となっている。ロナウドとジョージナさんの間には子供も誕生しているが、2人は未婚のまま。通例であれば、2人は同居することができない。

 しかし、記事では2人のサウジアラビア人弁護士のコメントを紹介。1人は、「現在も法律上は未婚のカップルの同居を認めていない。だが、当局はこうしたことに対して目をつむり始めている。もちろん、問題や犯罪があった時には、この法律は有効になる」と語ったという。もう1人も、「最近のサウジアラビア当局は、外国人に対するこの法律には介入しない。だが、法律上は今でも未婚の者の同居は禁止されている」とコメントしている。

 このため、ロナウドのケースも見過ごされるだろうと予想。記事では「弁護士の証言に基づき、『お金を持っている人とお金がない人では異なる規則がある』と皮肉交じりに言われることになるかもしれない」と、報じている。

 今後もピッチ内外で大きな話題を振りまくことが予想されるロナウドだが、サウジアラビアのサッカー界、そして国そのものに、どのような影響を与えるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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