ベンゲル氏、15歳のウーデゴール獲得画策の過去を告白 現状の成功に喜び「アーセナルで創造性を取り戻した」

アーセナルMFマルティン・ウーデゴール【写真:ロイター】
アーセナルMFマルティン・ウーデゴール【写真:ロイター】

メディアのインタビューで明かす「彼を獲得したくてたまらなかった」

 イングランド1部アーセナルを長年指揮したアーセン・ベンゲル氏が、同クラブの現キャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールがデビュー直後に獲得に動いていたことを明かした。

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 ウーデゴールは15歳だった2014年にノルウェーのストレームスゴトセトでプロデビューを飾り、大きな注目を集めた。同年8月にはノルウェー代表にデビュー。15歳253日という史上最年少記録を打ち立てた。さらに15年1月にはレアル・マドリードへ引き抜かれた。

 レアル移籍後は出場機会を得られず、オランダやスペインのクラブにレンタル移籍を繰り返すなど伸び悩んだが、2021年1月にアーセナルへ期限付き移籍したのを機に才能は完全に開花。同年夏にアーセナルに完全移籍し、今ではゲームキャプテンを任されるなど不可欠な存在となっている。

「彼が15歳の時に私は彼と話をしたよ。ボクシング・デーの試合(プレミアリーグ第17節ウェストハム戦)の後、マルティンとそのことを話したよ」

 ウーデゴールについてこのように話しているのは2018年までアーセナルで指揮を執っていたベンゲル氏だ。若い才能に目がない同氏はノルウェーテレビ「TV2」のインタビューで、若かりし頃のウーデゴールの獲得に動いていたことを明かした。

「私は彼を獲得したくてたまらなかった。幸いにも彼は今ここ(アーセナル)にいる。彼は本当に若いことのセスク・ファブレガスのようだ。彼は完全な選手に成長したと思う。彼はゲームをよく分析していて非常に落ち着いた選手。地に足がついていている」

 ウーデゴールを絶賛しているベンゲル氏だが、16歳でレアルへ移籍した後には「創造性を少し失っていた」と心配していたという。しかし、「アーセナルで創造性を取り戻した。彼は驚くほどいいプレーをするし、ゲームの全てをマスターしている。完璧だ」とアーセナルで完全復活したと太鼓判を押していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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