ミランの今季年間チケット購入者がわずか1万2767人と判明 10年間で「65.8%」も減少

名門の凋落ぶりを示す衝撃の数字 81-82シーズン以来の少なさと伊紙が報じる

 日本代表FW本田圭佑の所属するACミランが、歴史的な不人気に苦しんでいることが明らかになった。前節の本拠地サッスオーロ戦では、1-3の状況から3連続ゴールを奪い4-3と大逆転勝利を収めたが、今季の年間チケット購入者はわずか1万2767人であることが明らかになった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、「ミラン、痛恨」と報じている。

 3年連続で欧州カップ戦の出場権を逃すなど低迷するミランだが、本拠地サンシーロの入場者数も危機的な状況を迎えている。年間チケット購入者が1万2767人という数字であることが判明し、これは1981-82シーズン以来の少なさで、10年間で65.8%も減少したという。ちなみにJリーグの浦和レッズでは、今季約1万9000人が年間チケットを購入しており、欧州屈指の名門であるはずのミランは、サポーターの支持に関しては浦和にも負ける体たらくぶりとなった。

 本田はサッスオーロ戦で、主将のMFリッカルド・モントリーボが交代した際にサポーターが浴びせかけたブーイングに対して苦言を呈した。日本代表のトレーニング後には、「日本では基本的にブーイングがない。ミランではそれがありすぎる。そして、それがダメだと思っている。負けている試合では、彼らは完全に見放す。そこに愛情は感じられない。だけど、勝てばアッという間に家族に戻る。結局、数字の問題だけなのか。これはミランだけでなくイタリア全体がそう。結果にだけしか興味を持たない」と語ったことが、イタリアメディアでも報じられた。

 

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