逸材ベリンガム、レアル加入“接近”を海外報道 リバプール熱視線も…獲得撤退の可能性

カタールW杯で活躍をしたベリンガム【写真:ロイター】
カタールW杯で活躍をしたベリンガム【写真:ロイター】

リバプールはベリンガム獲得に「悲観的」とスペイン紙指摘

 イングランド代表MFジュード・ベリンガムは、先のカタール・ワールドカップ(W杯)で10代ながら鮮烈なインパクトを残した。現在はドイツ1部ボルシア・ドルトムントに所属しているが、かねてからビッグクラブ移籍への噂は絶えない。そんななか、スペイン1部レアル・マドリードが獲得に迫っているという。スペイン紙「AS」が報じている。

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 カタールW杯ではチームが準々決勝敗退となったものの、19歳ながら全5試合にスタメン出場したベリンガム。1ゴール1アシストを記録し、初の大舞台でたしかな爪痕を残した。またリーグ戦でも15試合に出場し、3ゴール2アシストをマークするなど好調をキープしている。

 そんなベリンガムにビッグクラブは熱視線を送っているようだ。これまでにイングランド1部リバプールやチェルシーといったプレミアリーグの強豪だけでなく、レアルやフランス1部パリ・サンジェルマンからも関心が報じられている。

 ステップアップに注目が集まるなか、ベリンガム獲得にはレアルが近づいているという。「AS」紙によると、獲得競争の有力候補とされているリバプールが現在、ベリンガムとのサインに悲観的な観測を抱いており、ターゲットをアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスとモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトにシフトさせているとのことだ。

 記事によると、ベリンガムの移籍金は1億ユーロ(約141億円)から1億5000万ユーロ(約212億円)になる見込み。フェルナンデスは1億2000万ユーロ(約170億円)での売却が予想され、アムラバトは具体的な移籍金の額こそ明らかになっていないものの、所属先のイタリア1部フィオレンティーナとの契約が2024年で満了を迎えるため来夏には“売り時”を迎える。リバプールがベリンガム獲得レースから“撤退”したとの報道は、こうした経済的な側面が影響していそうだ。

 また記事では、レアルがドルトムントと良好な関係にあることにも言及。そうしたことも追い風にスペインの“白い巨人”がベリンガム獲得レースを制するのか。逸材の去就動向が注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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