イタリアの名将がリーガ二強を分析 若手の台頭乏しきバルサとエース不振のレアルを一刀両断

元レアル監督のカペッロ氏が、スペインのラジオ番組で語る

 かつてレアル・マドリードやACミラン、ローマなどを率いた名将ファビオ・カペッロ氏が、レアルとバルサのリーガ二強の現状を切り捨てている。スペインのラジオ局「オンダ・セロ」の番組に出演し、「レアルの不調はロナウドが身体的にベストじゃないからだ」など、辛口の見解を連発した。

 リーガは国際Aマッチウィークにより中断中で、スペイン代表は現地時間6日に行われるロシア・ワールドカップ欧州予選の大一番、イタリア戦に臨む。今夏の欧州選手権(EURO)のベスト16で0-2と敗れた雪辱を期す一戦を前に、両国を熟知するカペッロ氏が展望を語った。

「スペインは変革期の真っ只中だが、チームにはすでに重要な土台が存在している。イタリアは飢えているチームでもある」

 このようにほぼ互角との展望を示す一方、今季勝ち点3を取りこぼすことが多いリーガ二強について辛口の評価を展開した。

 まずは昨季王者のバルサだ。「我々はいつもバルサについて話す時、カンテラ(下部組織)のことについて話す。しかし今、何人の選手がプレー可能な状態だろうか?」と発言。FWリオネル・メッシを負傷で欠き、MFアンドレス・イニエスタやMFセルヒオ・ブスケッツ、DFジェラール・ピケらが健在なものの、新世代の台頭が見られないことをチクリと皮肉っている。

 

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