後半ATに山口が起死回生の決勝弾! 日本が土壇場でイラクを2-1で破り2連勝を飾る

ホーム2戦連続未勝利の危機を脱し、2連勝で勝ち点を6に伸ばす

 日本代表は6日、埼玉スタジアムでワールドカップ・アジア最終予選第3節のイラク戦に臨んだ。日本は前半26分にFW原口元気が鮮やかなバックヒールでシュートを決めて先制。しかし、後半15分にセットプレーから失点して同点に。その後も拙攻が続きドロー濃厚と思われた後半アディショナルタイム5分、MF山口蛍が劇的な決勝弾を叩き込み2-1でイラクを破り2連勝。2勝1敗の勝ち点6に伸ばした。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は所属クラブで出場機会を失っている海外組が多いなかで、MF香川真司(ドルトムント)とDF長友佑都(インテル)をスタメンから外すことを決断。トップ下にはMF清武弘嗣が入り、ボランチでは主将のMF長谷部誠のパートナーに9月の2試合を負傷欠場したMF柏木陽介を指名した。

 試合が始まり立ち上がりの3分、日本はいきなりピンチを迎える。イラクの左CKで、DF酒井宏樹がマークについていたFWサード・アブドゥルアミールがヘディングシュート。ボールはゴールポストに当たって事なきを得たが、イラクが攻勢に出た。

 対する日本も同11分には柏木の縦パスをFW岡崎慎司が落として清武が左足ミドルを放ったが、惜しくも相手GKに弾き出された。そして、日本に待望の先制点が生まれる。同26分、自陣で原口がボールを奪ったところからカウンターを発動。FW本田圭佑、清武とパスがつながり、右サイド深くまで入り込んだ清武が中央に入れたボールを、長い距離を駆け上がってきた原口が相手GKの目の前で足を交差させるトリッキーなバックヒールシュートを決めてゴール。原口は9月6日のタイ戦に続く最終予選2試合連続ゴールで、日本が1-0と先制に成功した。

 直後の同27分には、清武とのワンツーで本田がペナルティーエリア内で右足で強烈なシュートを放ったが、相手GKの正面を突いてしまい、絶好機で追加点を決められなかった。日本はその後もイラクに主導権を渡さずにゲームを進めたものの、リードを広げることはできず、1-0のリードで前半を終えた。

 

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