競争不足の日本代表内で“ライバル”の台頭を求める岡崎 「早くそういう選手が出てきてほしい」

 W杯最終予選のタイ戦で先発落ちも「選手がどんどん出てくるのは当然のこと」

 日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)が自身を超えるような新戦力の台頭を切望している。9月6日に行われたロシアワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦の敵地タイ戦でスタメン落ちを経験したストライカーは「競争があるから頑張れる」と語り、ライバルの台頭を要求した。

 タイ戦では、リオデジャネイロ五輪世代のFW浅野拓磨(シュツットガルト)にスタメンの座を譲る形となった岡崎。その時の思いについて質問を受けると、率直にこう応えた。

「いや、もう、個人的には早くそういう選手が出てきてほしいと思った」

 日本代表歴代5位の103キャップ、同3位の49得点と文句なしの記録を残している岡崎だが、スタメン落ちに気を落とすことなく、むしろ日本代表のためには必要だと言い切っている。

 今回招集された26名には入らなかったが、ブンデスリーガで2試合連続ゴールを決めるなど好調のFW大迫勇也(ケルン)をはじめ、負傷離脱となったFW武藤嘉紀(マインツ)やFW金崎夢生(鹿島アントラーズ)、8月にJ1月間MVPに輝いたFW長沢駿(ガンバ大阪)などの候補者が揃う。FW陣で実績ナンバーワンの岡崎は代表内での競争を歓迎した。

「夢生だったり、武藤だったり、いろんな選手が今までもいたし、大迫もいい調子になってきているし、(長沢)駿だったり、名前が挙がっている選手はいっぱいいる。日本代表に関して、そういう選手がどんどん出てくるのは当然のことだと思うし、それがあるから自分も頑張れるというか、自分だけがやらないといけないっていう風になると、日本代表も窮屈になる」

 

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