【W杯】1杯約2000円のビール、なぜ試合前に入手困難? アルコール求める現地サポーター困惑

販売開始前のビール売り場にできた長蛇の列【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
販売開始前のビール売り場にできた長蛇の列【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

ビールは現地時間19時販売開始、18時キックオフの試合前にサポーターが押し寄せる

 カタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間12月17日に、3位決定戦を行った。ファンフェスティバルには、この日も3万人以上と言われる多くのファンが押し寄せたが、大会スポンサーの「バドワイザー」を提供するブースの手前で、ファンと係員が一触即発になる事態が起きた。

 3位決定戦のキックオフ時間は現地時間18時。スタジアムでは大会直前に飲酒が禁止されたが、ファンフェスティバルでは飲酒が可能となっていた。しかし、この時にビールを手にできていたファンはゼロ。実はビールの提供開始時間は19時からとなっており、試合が後半に入るまでは1杯約2000円のビールを誰も購入できないのだ。

 ファンのなかにはこのルールを知らない者もいた。そのため、販売ブースではビールの提供の準備が進められていたことから、ビールの販売コーナーに行こうとしたところ、係員に制止されて言い合いをする姿も見受けられた。

 ビールの販売が開始される19時直前には、数百人のファンがブースに押しかけた。ようやくビールを手にしたファンは「やっと飲めるよ!」と、赤いW杯のロゴ入りの特性プラスチックカップに入った黄金の液体をうまそうに飲み干していった。

 18日の決勝の際もビールは販売されるが、スタッフによると販売開始は同じく19時からとのこと。3位決定戦よりも、多くの来場者が予想されるだけに、大きな混乱が起きなければいいのだが…。

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