伝統の“内紛”が復活? フランス代表DFが招集外の前主将を「口だけのリーダー」と批判

コシエルニーのエブラに対する発言が物議を醸す

 アーセナルのフランス代表DFローラン・コシエルニーが、今回のインターナショナルマッチウィークで招集外となった前キャプテンのDFパトリス・エブラ(ユベントス)を「口だけのリーダー」と発言し、物議を醸している。フランス紙「レキップ」が報じた。

 フランス代表は8日にブルガリア代表、11日にオランダ代表とワールドカップ予選を戦う。そのメンバーにエブラが招集外となったため、誰がキャプテンを務めるかが一つの話題になっている。コシエルニーはGKウーゴ・ロリス(トットナム)がその座に就くと話したが、なぜか前任のエブラに矛先を向けた。

「僕がキャプテンを務めるか? ノーだ。ロリスがふさわしいよ。彼はピッチの中でも外でもリーダーだからね。僕はエブラのような存在ではないし、彼は口だけのリーダーだ。チームメートを言葉だけで動機づけようとする。僕はプレーで、グループに模範を示していきたい。エブラが家にいても、グループにはなんの問題もない。ロリスも、ポグバも、グリーズマンもリーダーになれる存在だ」

 35歳になったエブラは、時に歯に衣を着せぬ言動で物議を呼んだことがあった。2010年南アフリカ・ワールドカップでは、起用法を巡って当時のレイモン・ドメネク監督とFWニコラ・アネルカが対立し、アネルカが代表追放となった。その際に「選手の中に裏切り者がいる」と発言し、選手たちは練習ボイコットに及ぶ事態となったが、その主導者として批判を浴びたこともあった。

 

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