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ルーニーの“特権”剥奪? アラダイス失脚でイングランド代表に生じる変化とは
主将自身にポジションの選択権を与えていたアラダイス前監督
スキャンダルによりサム・アラダイス氏が監督の座から失脚したイングランド代表は、暫定的に指揮を執るギャレス・サウスゲート監督を迎えて現地時間9日にロシア・ワールドカップ予選のマルタ戦を迎える。英紙「ザ・サン」は、チームの中心選手であるマンチェスター・ユナイテッドのFWウェイン・ルーニーに対するサウスゲート監督のアプローチが、前任者と180度異なると特集している。
アラダイス氏は、ルーニーをチームの中で不動の存在、別格の存在として捉えていたという。その証明として、アラダイス氏はルーニーに対して「プレーしたいポジションを選ばせる」というアプローチで臨んでいたと報じた。若き日のルーニーは前線の点取り屋というイメージが色濃かったが、守備でもハードワークできるスタイルと正確なミドルパスを供給する技術から、年齢を重ねるにつれて中盤でプレーする機会が増えた。
そのルーニーに対して、アラダイス氏はポジションの選択権を与えていた。アラダイス政権はわずか1試合で終了してしまったが、ルーニーを中心としたチーム作りを進める構想があったという。
一方で、サウスゲート暫定監督は180度異なるアプローチで、ルーニーに対してイングランド代表への貢献を求めているという。
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