リーガ2敗目のバルサに浮上した“守護神問題” 決勝点献上の凡ミスに独代表GK「僕のミスだ」

守備崩壊でセルタに3-4と敗戦 戦犯となったGKテア・シュテーゲン

 今季のバルセロナは、“守護神問題”と付き合い続けなければならないのかもしれない。チームは現地時間2日のリーガ・エスパニョーラ第7節セルタ戦を3-4で落とした。ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの軽率なミスによる失点が大きく響き、本人が試合後「この結果は自分のせいだ」と謝罪する状況に陥った。

 この日のバルサは、守備陣がパニックに陥った。序盤こそブラジル代表FWネイマール、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの個人能力でゴールに迫ったものの、前半22分にテア・シュテーゲンからのビルドアップのパスがわずかにずれたところを狙われてボールを失い、最後はセルタのMFピオネ・シストに先制点を許した。さらに同31分、33分と立て続けに失点し、前半で3点のビハインドを追うまさかの展開となった。

 バルサは後半13分にスペイン代表DFジェラール・ピケのヘディング、そしてその6分後にはPKを獲得し、ネイマールが決めて1点差とした。ところが追い上げムードに水を差したのが、テア・シュテーゲンだった。同32分、バックパスを受けた守護神は左サイドの味方にボールを渡そうと浮き球のパスを選択する。だがこのボールが、猛然とチェイスをかけてきたセルタMFパブロ・ヘルナンデスの頭に当たってしまい、そのままゴールラインを超えた。

 まさかの凡ミスによる失点に守護神はやりようのない表情を浮かべるしかなく、チームも同42分にピケがこの日2点目を決めて再び1点差に追い上げたが、時すでに遅しだった。試合後、テア・シュテーゲンは「BeIN SPORTS」のフラッシュインタビューに応じたが、力ない表情でこう語った。

 

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