【W杯|5日の見どころ】日本&韓国“ベスト8”への挑戦 前回準優勝クロアチア、優勝候補ブラジルの高い壁を越えられるか

ベスト8を懸けて日本代表はクロアチア代表と対戦、韓国代表はブラジル代表と対戦【写真:ロイター】
ベスト8を懸けて日本代表はクロアチア代表と対戦、韓国代表はブラジル代表と対戦【写真:ロイター】

【試合展望】日本は酒井が怪我から復帰濃厚、ブラジルはエースFWネイマールがこの試合で復帰か

 カタール・ワールドカップ(W杯)は、決勝トーナメントが進行している。現地時間12月5日に登場するのは、W杯優勝国のドイツ代表とスペイン代表が同居したグループEを首位通過して世界を驚かせた日本代表。前回ロシアW杯の準優勝クロアチア代表と、1998年フランスW杯、2006年ドイツW杯に続いてW杯で3回目の対戦を迎える。また、同じアジア勢でグループ突破に成功した韓国代表は、優勝候補の筆頭とも言われる南米のサッカー王国ブラジル代表と対戦する。

■日本(グループE・1位)×クロアチア(グループF・2位)
決勝トーナメント1回戦
キックオフ:現地時間12月5日18時(日本時間6日0時)
放送・配信:フジテレビ系、ABEMA
注目選手:堂安律、酒井宏樹(日本)、ルカ・モドリッチ、イバン・ペリシッチ(クロアチア)

 日本にとってはW杯での最高成績となるベスト8入りを懸けた一戦。ここまでドイツとスペインに勝利したゲームでは前半にブロックを作って耐え、後半にプレスに出て一気にギアチェンジする戦いだった。しかし、クロアチアはそうした両チームとは少し違った試合巧者で、必ずしもボールを支配することや攻撃的に制圧することにはこだわらないだろう。ボール支配率が極端にどちらかのチームに偏らない試合展開も十分に考えられる。

 日本は強豪との2試合でゴールしているMF堂安律が今大会で存在感を発揮している。スタメン出場かは別にして、どこかで決定的な仕事をする姿に注目したい。一方のクロアチアでは、37歳のMFルカ・モドリッチが年齢を感じさせないハイパフォーマンスを見せている。そして、FWイバン・ペリシッチはクロアチアの中でも個人で違いを作れる選手の一人。負傷から戻ってくる可能性があるDF酒井宏樹がマッチアップするなら、ここを抑え込めるかどうかはポイントになりそうだ。

■ブラジル(グループG・1位)×韓国(グループH・2位)
決勝トーナメント1回戦
キックオフ:現地時間12月5日22時(日本時間6日4時)
放送・配信:ABEMA
注目選手:ネイマール、カゼミーロ(ブラジル)、ソン・フンミン、ファン・ヒチャン(韓国)

 ブラジルはエースFWネイマールが初戦のセルビア戦で負傷してから離脱しているが、この韓国戦に復帰する可能性があるとされている。アタッカー陣ではFWガブリエル・ジェズスが大会中の復帰が難しいとされるが、FW登録選手が9人もいる構成からも不安を感じさせない。それでも、このチームの絶対的な中心はMFカゼミーロだろう。第2戦のスイス代表戦では攻撃参加して決勝ゴールを奪っていったが、まさに何でもできる万能型のスーパープレーヤーだ。

 韓国はグループリーグ最終戦で絶体絶命の状況からFWソン・フンミンのアシストから負傷明けのFWファン・ヒチャンが決勝ゴールを奪い、決勝トーナメントに進んできた。昨季のプレミアリーグ得点王のソン・フンミンと、ウォルバーハンプトンでプレーするファン・ヒチャンは得点源として期待されてきた看板だけに、彼らがどれだけブラジルに通用するかが注目ポイントの1つになりそうだ。

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