「世界で借りを返す!」 “00ジャパン”主将の福岡はイラク戦逆転負けU-17W杯でリベンジ宣言

課題は「速い相手にちょっとの隙でやられる」

 福岡は我慢の展開が続いた序盤をしのぎ、攻守バランスを取ろうと90分間にわたって奮闘した。しかし一度は逆転しながら4失点の敗戦に悔しさをにじませた。

「悔しいという一言です。予選までは守備がしっかりできたんですが、速い相手になると一瞬のスキでやられてしまい、それが課題になりました。もっと個の力を高めて世界で借りを返したいと思います」

 前線からの素早い攻守の切り替え、そして最終ラインでの粘り強い対人プレーで4試合連続無失点を誇ったものの、ダウードのような個人能力の高い相手に対応しきれないという課題が残った。

 来年のU-17W杯ではヨーロッパや南米、北中米にこの世代では圧倒的な身体能力を誇るアフリカ勢との対決が想定される。その時までに自分たちの力をどこまで引き上げられるか――。「00ジャパン」にとって、苦くも今後の糧とすべき敗戦であることは確かだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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