「今回はおとり取材の勝利」と夢破れたアラダイスが敗北宣言 スペインの“2億円別荘”に逃亡

FAがイングランド代表監督との契約解除を発表 自宅前で指揮官自身が口を開く

 イングランド代表監督を在任わずか67日で契約解除となったサム・アラダイス氏は、退任の引き金となったスキャンダルを振り返り、「今回はおとり取材の勝利だ」と敗北宣言。スペイン南部にある150万ポンド(約2億円)の高級別荘に逃走したことが分かった。スペイン地元紙「ザ・サン」が報じている。

 今回の問題はFIFAなどが禁止している「第三者による選手の保有」規定を回避する指南役などで、アラダイス監督が40万ポンド(約5400万円)の契約を結んだことが、英紙「テレグラフ」によるおとり取材で発覚。イングランドサッカー協会(FA)は「アラダイスの行為は代表監督としてふさわしくない」として、契約解除を発表した。

 ボルトンの自宅に記者が殺到するに至り、晩節を汚した61歳の老将は「振り返るとバカなことをしてしまった。みんなに知ってほしかったことは、自分の30年来の知り合いの手助けをしていただけなんだ。自分の判断ミスで、その代償を払うことになった」と語った。その一方で、「しかしながら、今回はおとり取材の勝利だ。私はそれを受け入れよう」と負け惜しみにも聞こえる敗北宣言。心底反省している様子はなかった。

 

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