腐敗する英国サッカー界… プレミア監督経験者8人とGMも裏金を着服と、英紙が再び暴露

アラダイス政権を崩壊させた「テレグラフ」紙が、再びおとり取材で衝撃スクープ

 イングランドサッカー協会(FA)は、英メディアによるおとり取材でスキャンダルが発覚していたサム・アラダイス監督を契約解除とすることを発表した。

 今回の問題はFIFAなどが禁止している「第三者による選手の保有」規定を回避する指南役として、アラダイス監督が40万ポンド(約5400万円)の契約を結んだことが、英紙「テレグラフ」によるおとり取材で発覚したことが発端だった。FAは「アラダイスの行為は代表監督としてふさわしくない」として、在任わずか67日での解任となったが、アラダイス監督の悪徳ぶりをおとり捜査で暴露した同紙は、プレミアリーグの監督経験者8人に加え、クラブのゼネラルマネジャー(GM)が選手の移籍に伴う裏金を着服しているという腐敗ぶりを、再び暴露している。

 イタリア人の元代理人で、2005年に八百長問題でフットボール界から追放されたピノ・パリアラ氏ら代理人3人が、おとり取材で暴露したもの。

 「自分が常に頼りにしているものがある。それはGMの金の亡者ぶりだ。イタリアは腐敗していると思っていたが、ここはさらに酷い」とパリアラ氏は語ったという。今回の報道ではクラブ名とGMの名前は伏せられているが、「彼は我々にウインクしながら、『この選手が欲しい。ピノ、私にも少しコーヒーをいただけるかね?』と言ってきた。『もちろんだよ。コーヒーの交渉もしてきます』となるんだよ」と話したという。

 

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