【W杯】「ほぼ確実に現実になってきた」 長友佑都、スペイン戦後の「ブラボー!!」再来を予言

スペイン戦に挑む長友佑都【写真:ロイター】
スペイン戦に挑む長友佑都【写真:ロイター】

スペイン戦に向けて「いい結果を残す」と宣言

 森保一監督率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でスペイン代表と対戦する。世界有数の強豪に勝たなければ、決勝トーナメント進出が難しい状況だが、DF長友佑都(FC東京)は、W杯という舞台を楽しみ尽くしている。

 スペインとの試合に向けて、「もちろん僕はDFということもあるが、失点したら確実に難しくなる。スタジアムの雰囲気を含めて難しくなるから、まずはゼロでというのは確実に考えている」と、先制点を許さないことをポイントに挙げた。

 世界屈指のタレントを揃える相手には、ボールを保持される展開が予想される。長友も「チャンスはそこまで多くないと思う」と言うが、「ただ、作れないこともないと思う。しっかり守って相手がバランスを崩したところとか、ギャップとか隙はあると思うので、そこを突いていきたい」と、試合のイメージを語った。

 4度目のW杯を戦っている長友だが、W杯での勝利には今も飢えている。「信念と覚悟は、今まで自分が抱いたことないくらいのレベルで感じている。これは本当にW杯マジック。W杯は本当に偉大な大会だと改めて思うし、この1試合で帰る気なんて一切ない。必ず残る」と言い、この日の練習中にはスペインに勝利した後の自分の姿が、頭に浮かんできたと明かした。

「ダウンしてストレッチをしている時に、フィジカルコーチに『一回、みんなで仰向けになって1分間、頭を空っぽにして』とフィジカルコーチに言われたんです。その時に空を見上げていたら、スペイン戦が終わった後に、僕がめちゃめちゃどでかい声で『ブラボー!!』と言っている光景が浮かんできたんです。これは現実になるなと。今までも、そうやって降りてきたものは、ほぼ確実に現実になってきた。とにかく気を引き締めて、もう一回みんなで一丸となって、勝負に挑みたい」

 W杯の常連である長友は、ドイツ戦に勝ったあと、コスタリカに敗れたことで、日本国内の盛り上がりが一気に萎んだことを感じ取っている。

「多分日本では批判も起きて、ドイツ戦とは真逆の状態になっていると思う」と言い、「スペイン戦、絶対にいい結果を残してグループステージを突破するので。その時はみなさんも3150倍の称賛をしてほしい。それが日本代表に注入されて、前に進む前進する力に確実になりますから」と、スペイン戦で結果を出すことを誓うとともに、さらなる躍進への応援を呼び掛けた。

 運命の一戦は現地時間12月1日にキックオフを迎える。4度目のW杯のラストマッチにしないためにも、長友はピッチ内外で熱く、熱く、熱く動き続ける。

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