カナダ戦で先発し45分間プレー、随所でシュートを放つなど調子の良さを見せる

　日本代表は現地時間11月17日、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイでカナダ代表との親善試合に臨み、1-2で敗れた。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」のなかで、左サイドで先発したMF久保建英（レアル・ソシエダ）の所作に注目。「洒落たことをやってくれた。男前になってきた」と絶賛している。

　闘莉王TV最新回はカナダ戦がテーマ。出場選手の採点企画を行ったが、左サイドで先発し、45分間プレーした久保は6点の及第点評価だった。

「調子がいいですね。キレもいい。シュートもドリブルも。ボールなかなか取られない」

　プレー全般からコンディションの良さを見てとった闘莉王氏だが、前半31分、相手MFブキャナンにエリア付近でファウルを犯した直後の不服そうな表情にも注目。

「レフリーにも『ファウルじゃない』とちょっと洒落たこともやってくれた。そこも男前になってきた。大人になりつつある。ちょっとしたところで成長を見せてくれる仕草。頼もしくなっている」

　相手のフリーキック（FK）となったが、悔しさを隠そうとしなかったボディランゲージにも成長の実感した闘莉王氏。「三笘選手がダメであれば、久保くんもいい」と左サイドの先発候補にも挙げていた。

　プライベートコミュニティ「闘莉王TVプロジェクト」をスタートさせた闘莉王氏だが、27日のコスタリカ戦では東京・渋谷でメンバー限定の視聴イベントも予定している。闘将はW杯直前の試合で、意外な視点から久保の成長を感じていたようだ。