「日本は今大会のダークホース」 海外記者が森保Jへ高評価、グループ突破の可能性「あり」と大絶賛の理由は?

日本代表のトレーニング取材に訪れたエラディディ・ワリード・アミン・アリ記者【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表のトレーニング取材に訪れたエラディディ・ワリード・アミン・アリ記者【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

日本代表の取材に訪れたエジプト人記者、日本の実力に太鼓判

 森保ジャパンに体調不良のMF三笘薫(ブライトン)以外の25選手が揃った11月15日の練習に、エジプト人記者が取材で訪れていた。試合後のミックスゾーンで、MF堂安律(フライブルク)、GK川島永嗣(ストラスブール)からのコメントを聞くなど、精力的に取材を行っていたのは、エラディディ・ワリード・アミン・アリ記者。フリーランスのサッカー記者で、エジプトのスポーツラジオ局「ONスポーツ」の取材で訪れたという。

 前回のロシア大会も取材したというエラディディ記者に、この日、日本の練習を訪れた理由を尋ねると、「今大会で日本代表はダークホースになると思っているんだ」と説明してくれた。そして、「彼らは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるはずだ。結果がどうなるかは分からないけれど、日本は良い戦いを見せてくれると思っているよ」と、森保ジャパンへの期待値を語った。

 特に期待する選手には、MF南野拓実(ASモナコ)の名前を挙げた。「最も有名な選手は南野拓実だと思う。ほかにも本田(圭佑)、川島といった選手たちのことを知っている」と話す。だが、エジプトでも知られる個のタレントがいるから、日本がドイツ代表、スペイン代表のいるグループでも、ダークホースになると思っているわけではないという。

「日本代表の戦いぶりは、誰か特定の個人に頼ったものではなく、集団として強みがあると思っている。日本はとてもシステマチックなチームであり、集団として良く組織されて良いプレーをする。フィジカル的にも強く、とても賢い選手が多い。個人ではなく、グループとして、違いを生み出すチームだと感じているんだ」と、今大会は準備期間が短いなか、結束力が高いことが日本の強みになるだろうと分析した。

 グループEの勝ち抜けチームを聞くと「それは難しいが、スペイン、ドイツ、日本という順位になると思う」と語った。「ただ、日本の選手たちが自分たちを信じて戦うことができれば、このグループを突破する力はあるだろう。例えば、ドイツは私たちがよく知っている以前のように圧倒的な強さを誇るドイツではない。チーム内に問題があることは、彼らの最近の試合からも見て取れる。スペインも同じだ。チームに問題があり、DFセルヒオ・ラモスやMFチアゴ・アルカンタラ、GKダビド・デ・ヘアを招集しなかったことで、メディアはルイス・エンリケ監督に対する批判を始めている。両方のチームは、問題を抱えている状況だ。日本はこうしたところに突け入る隙があるはずだ」と、日本はグループリーグ突破が可能な力があることも付け加えている。

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