久保建英、ソシエダ移籍で学んだ「試合に出ることの重要性」 W杯へ好転をもたらした変化「僕を良い選手にしてくれた」

ソシエダ移籍の転機で成長、W杯へも大きな効果

 今年6月の時点で、久保はW杯のメンバー入りが危ぶまれていた。しかし、その後のリーグ戦や9月のドイツ遠征でアピールに成功し、26人の中に入っている。「環境を変えたことによって、それが今回は良い方向に転んだことが大きい。これに関しては、本当にレアル・ソシエダというクラブが、僕を良い選手にしてくれた。良い監督、良いチームメートに恵まれたことに感謝したい」と、レアル・マドリードから獲得に動いたクラブに感謝した。

 そして26人の発表時には、自信を持てていたことも明かしている。「結果だけ見ても、中断前、ラ・リーガで3位のチームのレギュラーで出ている選手が、代表に選ばれないことは、まずないだろうとある意味で楽観視できていました。そういった意味で、ビッグクラブ、強いチームで試合に出ることの重要性に気付かされました」と胸を張った。

 代表にも生かせるソシエダで得た経験についても、「今までは負け試合が濃厚だった相手に対しても、互角以上に戦える試合が増えました。少し格上の相手と互角以上にやれる戦い方について、自分のなかで良い感触を得てきたので、そういうものも還元していきたい」と、世界有数の強豪であるドイツ代表、スペイン代表と戦う1次ラウンドを見据えた。

 チーム最年少、21歳で臨むキャリアで最初のW杯は、久保にとってどのような大会になるだろうか。

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング