ブラジル16歳神童を巡って争奪戦 PSGの65億円オファーをパルメイラス拒否、本人は86億円のチェルシー行き希望か
パルメイラスはPSGからのエンドリックへの65億円オファーを拒否
ブラジル1部パルメイラスに所属するブラジル人FWエンドリックは、7月に16歳になったばかりだが、すでに欧州中のビッグクラブの関心を集める存在となっている。18歳未満の選手の国際移籍は国際サッカー連盟(FIFA)によって禁止されているなか、すでに水面下では獲得レースが始まっているようだ。英紙「メトロ」が報じた。
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エンドリックが欧州へ渡ることができるのは、18歳になる2024年となっている。しかし、イングランド1部マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、スペイン1部レアル・マドリード、FCバルセロナ、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は、すでにブラジルの宝石の獲得に動いているようだ。
米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版ではPSGがすでに4500万ユーロ(約65億円)のオファーを11月11日に提示したものの、パルメイラスが即座に断りを入れたと報じた。そして、断られたPSGは、イングランド1部チェルシーが提示しているとされる6000万ユーロ(約86億円)までオファーを引き上げる姿勢を見せているという。
記事によれば「エンドリックには多数のオファーが届いているが、母国を離れる際にプレミアリーグでのプレーを望む彼が希望しているのはチェルシー行きだ」という。そして、グラハム・ポッター監督の率いるクラブは、ブラジルの新星を獲得するために、クラブのトレーニングセンターに家族を招待し、ブラジル代表DFチアゴ・シウバもエンドリック獲得のプロジェクトに加えていると伝えている。
PSGとチェルシーがすでに水面下で動いていることから、今後はスペインの2強レアル、バルセロナも動き出すと見られている。一部には、エンドリックはすでにレアル行きで合意したという報道もあったが、父のダグラス氏が「何も決まっていない。来月に決定する。パルメイラスの要求に応えられるクラブであり、最もエンドリックに相応しいと思えるプロジェクトを用意しているクラブが、契約することになるだろう」と、否定していた。
果たして、「新たなネイマール」と称されるエンドリックは、どのクラブを新天地として選ぶことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)