ジダン監督が宿敵バルサを援護射撃!? 「挑発とは思わない」とネイマールの“曲芸”に理解示す

「多くの選手ができるプレーではない」

 その会見でレアル以外の質問がねじ込まれたのは、ネイマールについてだった。第4節レガネス戦で、マーカーの心を乱すような足技を見せた。これを“挑発”と見る向きも多かったが、現役時代はテクニシャンだったジダン監督にとっては普通のものに映ったようだ。

「私はネイマールが頭の中で考えていることは分からない。しかし私はあのプレーが挑発だとは思わない。人々は自分が思う通りにフットボールを解釈するし、彼も彼自身の方法で表現する。そして彼のやるプレーは多くの選手ができるプレーではない。私は挑発と見ないが、皆さんは本人にどうだったかを聞いてみてはどうか」

 このようにネイマールへの配慮を示しつつ、記者の質問をいなした。宿敵のエースを擁護する形になったが、これもレアルの好調ぶりとともに、ジダン監督に“名将の貫禄”がつき始めた証左なのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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