“放出要員”ハメスがCL初戦で決勝アシスト! 地元紙は「ジダンの中で序列上昇中」と絶賛

スポルティング戦に後半32分から出場し、終了間際のアシストで逆転勝利に貢献

 レアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、14日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦スポルティング・リスボン戦の後半32分から途中出場し、後半アディショナルタイムに決勝点をアシストする活躍を見せた。昨季は素行とコンディション不良でジネディーヌ・ジダン監督の信頼を失い、大一番でベンチを温めるなど放出要員と見なされていた背番号10は、今季開幕時に中盤の序列で7番手まで降格していたが、スーパーサブとして復調。スペイン地元メディアもハメスの復権を報じている。

 地元紙「マルカ」は「ハメス、ジダンの中で序列が上昇中」と特集している。ハメスはCL連覇の懸かった初戦でベンチスタート。スポルティングに0-1とリードされた後半32分、ハメスはドイツ代表MFトニ・クロースと交代でピッチに立った。クリスティアーノ・ロナウドの強烈なFKで同点に追い付くと、後半アディショナルタイム4分にハメスが魅せる。

 左足で約20メートルのピンポイントクロスを送ると、走り込んだFWアルバロ・モラタの頭にピタリと合わせ、決勝アシストの活躍で逆転勝利に貢献した。

 ハメスにとって昨季は転落のシーズンだった。ラファエル・ベニテス前監督の信頼を得られず、パーティ三昧や体重オーバーも報じられた。元日にはパトカーとカーチェイスを展開し、時速200キロの危険運転で練習場に逃げ込む事件もあり、ジダン新監督からも不評を買う始末。さらに自身の誕生日にマドリードの裁判所から出頭命令を受けていたが、コロンビアでパーティのために出頭命令を無視するなど問題行動が目立っていた。

 

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