「誰の意見に耳を傾けるかは変化する」 膝手術のポグバが練習に部分合流、代理人が保存治療を一時選択した経緯を説明

トレーニングに部分合流したポール・ポグバ【写真:Getty Images】
トレーニングに部分合流したポール・ポグバ【写真:Getty Images】

代理人のピメンタ氏は、ユベントスがポグバに選択権を与えたことを評価

 イタリア1部の名門ユベントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバが、10月18日のトレーニングに部分合流したとイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」などで報じられた。来月開幕を迎えるカタール・ワールドカップ(W杯)に間に合うかどうかの期待も懸かるなか、代理人が一度は保存療法を選択した経緯について語っている。

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 ポグバは10月18日のトレーニングに部分合流し、現状では11月2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦での復帰を目指して調整していく方針だという。また、そのゲームが難しくても6日に行われるインテルとの“イタリア・ダービー”にはピッチに戻る計算で進んでいるという。

 昨季までイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドでプレーしたポグバは契約満了に伴い、2016年までプレーしたユベントスへと古巣復帰した。しかし、プレシーズンのアメリカ遠征中に膝を負傷。クラブは即座の手術を勧めたというが、ポグバが保存療法を選択したとメディアでは報じられていた。

 その件について、故ミノ・ライオラ氏の後継者でポグバを含めて元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)やイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)らのクライアントを引き継いだ、ラファエラ・ピメンタ氏が決断の経緯について説明している。

「最終的にユベントスが手術をするかどうかの選択権をポグバに与えたのは正しかった。彼は医者ではなく、私もそうではない。そのため、多くの専門家に意見を聞いた。ほとんどは手術をすべきというものだったが、なかには保存療法を勧める人もいた。彼は手術を避けることがクラブに貢献できると信じていたし、そのようなバイアスがあると誰の意見に耳を傾けるかは変化する。それもあっての決断だった」

 ポグバの負傷は7月末で、手術の実施は9月上旬になった。それだけに約1か月間のタイムスケジュールにズレが生じてしまったが、膝にメスを入れるか否かの大きな決断を責めることも難しいだろう。しかし、この時期に復帰できたことで2018年ロシアW杯との連覇を目指すフランス代表に復帰できる可能性も浮上。不振にあえぐユベントスを立て直すことができるかどうかも注目されそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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