ベンゼマ、バロンドール受賞の名誉も… 不吉なジンクスに海外注目 メッシ、C・ロナウドら錚々たる面々が直面
史上2番目の年長記録となる34歳で初受賞もW杯で優勝できない?
スペイン1部レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマが今年のバロンドールを受賞した。フランス人選手としてはジネディーヌ・ジダン氏以来24年ぶりとなった。
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ベンゼマは昨シーズンのレアルで公式戦46試合中44得点を記録し、ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグの二冠達成に貢献。フランス代表では第2回のUEFAネーションズリーグ優勝も果たしている。その年に最も活躍した選手に送られる個人タイトルを、史上2番目の年長記録となる34歳で初受賞した。
そんなベンゼマは並々ならぬ思いで11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)に臨むはずだ。フランスが優勝した前回大会の2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)当時は代表から追放されていた時期であり、6年ぶりに代表復帰を果たして挑んだ昨年の欧州選手権では決勝トーナメント1回戦敗退と不完全燃焼に終わっていたからだ。
しかし、カタールW杯に臨むベンゼマにはあるジンクスが付きまとうことになりそうだ。英紙「デイリー・ミラー」は「W杯を前にベンゼマに不吉な予感」と伝えているのは、過去バロンドールを受賞した選手がその直後のW杯で優勝できないという記録が残っているからだ。
直近で言えば、2017年に受賞したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(08、13、14、16年にも受賞)が18年のロシアW杯でタイトルには手が届かなかった。09年に受賞したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(10、11、12、15、19、21年に受賞)もやはり10年の南アフリカW杯では優勝を逃している。過去を遡ればアルフレッド・ディ・ステファノ氏、エウゼビオ氏、ヨハン・クライフ氏、元ブラジル代表のロナウド氏、ロベルト・バッジョ氏、ロナウジーニョ氏、マイケル・オーウェン氏といった錚々たる面々も同様だ。
34歳のベンゼマにとって今回が最後のW杯出場のチャンスとなる可能性は高い。フランスにとっては連覇もかかるこの大会だが、ベンゼマが世界最高の選手としてトロフィーを掲げることはできるかにも注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)