プレミア勢は今季もCLで苦戦? モウリーニョが提言した危機的状況と、新たな一筋の光明
例年、過密日程に苦しむプレミア勢
かつてはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で猛威を振るったプレミアリーグ勢だが、近年は苦戦を強いられている。2011-12シーズンのチェルシーを最後に欧州王者が誕生しておらず、直近4シーズンではベスト4に駒を進めたのが13-14シーズンのチェルシーと昨季のマンチェスター・シティのみ。12-13、14-15シーズンに至っては、16強で全滅するという凋落ぶりを見せている。
今季のCLには、プレミアリーグから昨季王者レスター、2位アーセナル、3位トットナム、4位マンチェスター・シティが参戦。第1節ではシティがボルシアMGに4-0、レスターがクラブ・ブルージュに3-0と勝利を収め、アーセナルは敵地での強豪パリ・サンジェルマン戦を1-1のドローで終えたが、トットナムはホームでモナコに1-2と不覚を取った。
今季も苦戦を強いられる予感が漂うが、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、CL開幕を前にプレミア勢の危機的状況について見解を述べている。英紙「デイリー・メール」が報じた。
ユナイテッドは昨季リーグ戦を5位で終えたため、UEFAヨーロッパリーグに回ることとなったが、過去に二度CLを制しているモウリーニョ監督は、プレミアの一員として欧州の頂点を目指す上での現在のリーグ環境に対して警鐘を鳴らした。
「プレミアリーグは、国際大会もそうだが、クラブにとても難しい環境をもたらしている。他の国は、チャンピオンズリーグに対してきちんと調整をしてくる。この国は、目の前のことでいっぱいいっぱいだ。ここの環境は、休み、準備するための24時間、48時間、そんな些細な救援も与えられない」
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