「見違えるように変わってきた」 日本代表フィジカルコーチが強度の成長に太鼓判を押した選手は?

日本代表フィジカルコーチが挙げた選手は?【写真:ロイター】
日本代表フィジカルコーチが挙げた選手は?【写真:ロイター】

松本良一フィジカルコーチがオンライン取材に対応

 日本サッカー協会(JFA)は10月17日、来月開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)に出場する日本代表のチームスタッフの取材対応を行い、松本良一フィジカルコーチがオンライン取材に登壇した。

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 これまでにジェフ千葉、アビスパ福岡、サンフレッチェ広島でフィジカルコーチを歴任してきた経歴を持つ松本氏は、現在の日本代表の選手でフィジカル面の強度が高い選手について問われると、「堂安律選手、久保建英選手、あと伊東純也選手が、この数年間で見違えるように変わってきました。冨安(健洋)選手なども挙げられますが、特にアタッカー陣の成長に注目しています」と、森保ジャパンの2列目のポジションを争っている選手たちの名前を挙げた。

 そして、より具体的に成長した面について問われると、「相手に負けない身体の強さ、体力の回復力、その両方が言えると思います。国内でプレーしている時に比べて、相手の当たりも強い。自分の出力も増えないと、DFラインを突破することもできません。また、負荷のかかったなかで、どんどん試合が次々とやってきます。リカバリーの部分でも、彼らの能力が上がっていると感じます」と語った。

 2002年からは、千葉のフィジカルコーチを務めていたが、イビチャ・オシム元日本代表監督とも仕事をしていた。しかし、「当時はオシム監督の言っていることが、すべて分かったわけではありませんでした」と話す。

 千葉の監督に就任するまでに、すでにオシム監督はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場するチームを率いたり、ユーゴスラビア代表を率いてW杯に出場した経験を持っていた。オシム監督は千葉の監督に就任して1年目、休みをほとんど与えなかったという。

「CLに出場したり、トップのリーグに出たりしていると、試合は延々と続きます。オシム監督の基準はそこにあって、『常に年間で50試合から60試合をやる準備をしろ』と言っていました。同じことを、ジョゼ・モウリーニョ監督(現ASローマ)も言っていました。そのへんの求められるタフさというのは、日本代表に来て分かったことです」

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