「ジダンのような存在しかいないと考えている」 不振のユベントス、アッレグリ監督解任を会長否定も新監督招聘を希望か
フランス代表の監督就任を希望しているとされるジダンの去就に言及
イタリア1部ユベントスは、近年稀に見る不振に陥っている。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の去就問題も話題になるなか、アンドレア・アニェッリ会長はイタリア人指揮官の解任を考えていないことを指摘した。しかし、スペインメディア「Todofichajes」は、会長の本音は別にあると報じている。
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10月11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節イスラエル1部マッカビ・ハイファ戦に0-2で敗れ、CL3敗目を喫したユベントス。試合後、アニェッリ会長は「起こっていることを恥ずかしく感じている。私は立腹しているが、サッカーは11人でプレーするものであり、11人で勝ち、負ける時も11人だと理解している。アッレグリの去就? こうした状況は、1人の人物の問題ではない。グループのことだ。全員が恥ずかしく思わないといけない」と、解任を考えていない意向を示した。
しかし、リーグ戦でも3勝4分2敗で8位となり、CLでも結果が出ない状況にあって、チームをまとめる監督の責任は大きい。
スペインメディア「Todofichajes」は、「会長はジネディーヌ・ジダン監督が、チームの指揮を執ってくれることを期待している。2021年夏にスペイン1部レアル・マドリードを離れたあと、フランス人監督は無所属になっている。フランス代表の監督就任を希望しているとされるが、ユベントスからのオファーによって、進路を変える可能性がある。現時点で、アッレグリ監督は後任不在という状況によって、監督に残っているにすぎない。アニェッリ会長は、この状況を変えられるのは、チームのことをよく知るジダンのような存在しかいないと考えている」と、クラブOBであるジダン氏の監督就任を強く望んでいることを報じている。
フランス代表のディディエ・デシャン監督は、カタール・ワールドカップ(W杯)後もフランス代表の監督を続けたい意向を示しているが、はたしてジダン氏が窮地にある古巣のユベントスの監督に就任することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)