「こんな惨事は見たことない」 サッカー場の“異変ピッチ”に衝撃、イノシシ侵入→ボコボコ変貌「最悪の被害」

グラウンドの変わり果てた様子に反響(写真はイメージです)【写真:ロイター】
グラウンドの変わり果てた様子に反響(写真はイメージです)【写真:ロイター】

仏アマチュアクラブのスタジアム、ピッチの思わぬ光景に脚光

 フランスのアマチュアリーグ所属クラブのスタジアムがイノシシに荒らされ、変わり果てた姿が話題に。海外メディアはボコボコになったピッチに脚光を当て、関係者の「こんな惨事は見たことがない」との言葉とともに紹介している。

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 思わぬ被害を受けたのは、フランス東部のジュフを拠点とするヴァル・ド・ロルヌFCだ。7部リーグ所属の同クラブの選手たちは「アルド・プラティニ・スタジアム」のピッチにある異変が起きているのを発見した。

 スタジアムの芝生は剥がされ、ボコボコに変形。原因はイノシシが侵入した影響であることが判明し、ピッチの大部分を荒らし、プレー不可能な状態に変わり果ててしまったようだ。

 この珍しい被害に、英紙「ザ・サン」が注目。市長のスポーツ担当副官ジェラルド・ケフ氏の言葉を引用しながら「クラブに何千ポンドもの損害を与える可能性のあるこの被害について、彼のサッカー人生で見た中で最悪の被害と表現した」と報じている。

 変貌したピッチに対し、ケフ氏は「こんなことは見たことがない。私は76歳で、10歳からサッカーをやっているが、こんな惨事は見たことがない」と驚愕。記事では、クラブの副会長であるエルベ・ティエリー氏の言葉も紹介され、同じように驚きのコメントを残している。

「とても印象的なことだ。メインピッチの3分の1が完全にひっくり返ってしまった。通常、このようなことは個人の庭や農家で見られることで、農家からは当然苦情が来るのですが、サッカーのピッチでこのようなことは本当に珍しい」

「ザ・サン」紙によると、クラブはピッチを修復するための補償金を得るために全国狩猟連盟に連絡。イノシシがどのようにしてピッチに侵入したのかの調査も行われ、クラブは再発防止に努めることにしているという。

 なおヴァル・ド・ロルヌFCは、人工芝のピッチを別に所有しており、試合は問題なくこなせるようだ。

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