マンU新戦力が“小柄”と議論も…「安易な評価」とクラブOB一蹴 「安心感のある選手だ」

マンUのリサンドロ・マルティネス【写真:ロイター】
マンUのリサンドロ・マルティネス【写真:ロイター】

元オランダ代表のスタム氏、リサンドロ・マルティネスへの低評価に持論

 かつてイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドやオランダ代表で活躍したDFヤープ・スタム氏が、イングランドメディアを批判した。英紙「メトロ」が報じている。

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 スタム氏が納得いかなかったのは、今シーズン、オランダ1部アヤックスからユナイテッドに加入したアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスに関する批判だった。今夏の移籍市場で、エリック・テン・ハフ監督の強い推薦もありユナイテッドに加入したマルティネスだが、加入前から話題となっていたのが、その身長だ。

 左サイドバックとセンターバックをこなすマルティネスだが、身長は175センチと大柄で屈強な選手たちが集うプレミアリーグのセンターバックとしては、かなり小柄となる。オランダリーグ以上に、フィジカル面で要求が高いプレミアリーグで戦えるかは、議論の対象となっていた。

 第2節でユナイテッドがブレントフォードに0-4で敗れた際、マルティネスは批判の対象となり、高い選手たちのなかで「埋もれていた」と評価された。しかし、実際のところ、5度の空中戦のうち4度勝利しており、メディアの指摘は的外れなものだったという。

 スタムは「安易な評価だった。私は彼がユナイテッドと契約をした日に、この後、彼の身長が話題になるだろうと話していた。イングランドでは、誰もがセンターバックは大きくて、背が高くなければいけないと考えていて、そうでなければ成功しないと思われている。肝心なのは、監督がどのようにプレーしたいと思っているかという大きな絵を見ることだ。なぜなら、それが最も重要なことだからだ。彼はボールを保持するサッカーをしたがっている。つまり、うしろに必要なのは、ボールを持っても安心感のある選手だ」と、英紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」に対しコメントした。

 そして、「もちろん、彼も驚くような場面に遭遇するだろう。だが、それは大柄な選手であっても同じことだ。彼らも同じようにミスをする。マルティネスは、ボールを持った時の質の高さをすでに見せていて、守備の時も良いプレーを見せており、周囲とのコミュニケーションも良く取れている。あとは続けていくだけだよ」と、批判には値せず、十分に世界屈指の名門で持ち味を出せていると評価した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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