森保ジャパンW杯メンバー26人枠争い、FW~GK各ポジション「当確」予想 カタール行き「不確定」の面々&“残り枠数”は?
欧州メンバー30人の「当確」「不確定」を独自予想、W杯メンバー26枠争いの当落状況を深掘り
カタール・ワールドカップ(W杯)メンバー発表前、最後の強化試合となった欧州遠征の2試合が終わり、本大会メンバー26人の大枠は浮き彫りとなりつつある。現時点での“サバイバル状況”を占うべく、ここでは欧州メンバー30人の「当確」「不確定」を独自予想し、26人枠争いの当落状況を深掘りする。
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■<GK=予想枠数3人> 〇=当確/2人、△=不確定/2人
△ 川島永嗣(RCストラスブール/フランス)
〇 権田修一(清水エスパルス)
〇 シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)
△ 谷 晃生(湘南ベルマーレ)
エクアドル戦を終えて、シュミット・ダニエルは序列の変化こそ否定したものの「自分が代表でプレーしてきたなかで、一番良いパフォーマンスだった」と胸を張れるプレーを見せて、アピールに成功した。セービングの機会がなかったアメリカ戦でも、後半45分間のプレーのなかで印象に残るフィードを見せていた。自身も手応えを感じているエクアドル戦ではPKストップをはじめ、数々の好守で無失点の立役者になっている。この2試合を機に正GKの座が変わっても全く不思議ではない状況になったと言えるだろう。負傷離脱した権田修一の状態が気掛かりだが、予選から正GKを務めてきた守護神に余程のアクシデントが起きない限り、落選はまずないだろう。出場機会のなかった川島永嗣と谷晃生は、ピッチ内外での経験値を取るか、今後の将来性を取るかの選択になるはずだ。
■<DF=予想枠数8人> 〇=当確/7人、△=不確定/2人
〇 長友佑都(FC東京)
〇 吉田麻也(シャルケ/ドイツ)
〇 酒井宏樹(浦和レッズ)
〇 谷口彰悟(川崎フロンターレ)
△ 山根視来(川崎フロンターレ)
〇 中山雄太(ハダースフィールド・タウン/イングランド)
〇 冨安健洋(アーセナル/イングランド)
〇 伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ)
△ 瀬古歩夢(グラスホッパーCZ/スイス)
欧州遠征で改めて存在感を放ったのは、36歳のベテラン長友佑都だった。エクアドル戦では右サイドバック(SB)の山根視来が1対1の対応に苦戦。持ち味の攻撃参加でもボールに絡めずに空回りに終わった。それだけに左の長友の安定感が際立つ結果になっている。日本代表では初めて右SBとして起用された冨安健洋は、文句なしの安定感。センターバックのレギュラーではあるものの、板倉滉(ボルシアMG)の回復状況や伊藤洋輝の台頭があれば、右SBとしても計算できる存在となる。そうなると、山根の立場がますます危うくなる。アメリカ戦で先発起用された中山雄太は、今回の遠征を見る限り、長友に先発の座を譲ることになるかもしれない。それでもメンバー入りが疑問視されるようなプレーぶりではなかった。エクアドル戦でPKを与えてしまった谷口彰悟は、守備ラインを統率し及第点のプレーを見せた。今回、出場機会が与えられなかった瀬古歩夢は、厳しい状況にあると言えそうだ。