森保ジャパンW杯メンバー26人枠争い、FW~GK各ポジション「当確」予想 カタール行き「不確定」の面々&“残り枠数”は?

守田は欧州遠征で最高のアピールに成功、トップ下で不発の南野は評価下落

■<MF=予想枠数11人> 〇=当確/10人、△=不確定/3人

〇 原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
△ 柴崎 岳(レガネス/スペイン)
〇 遠藤 航(シュツットガルト/ドイツ)
〇 伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
△ 南野拓実(ASモナコ/フランス)
〇 守田英正(スポルティング/ポルトガル)
〇 鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
〇 相馬勇紀(名古屋グランパス)
〇 三笘 薫(ブライトン/イングランド)
△ 旗手怜央(セルティック/スコットランド)
〇 堂安 律(フライブルク/ドイツ)
〇 田中 碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
〇 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)

 中盤の選手で最高のアピールができたのは、守田英正だろう。ポルトガルの名門スポルティングへステップアップした守田は、攻守において安定感のあるプレーを見せてアメリカ戦勝利の立役者となった。6月シリーズではチュニジアに0-3と完敗したが、守田不在の影響だったのではと思わせるプレーぶりだった。もう1人、評価を高めたのが鎌田大地だ。4-3-3システムの採用に伴い、一時は代表での居場所を失っていたが、フランクフルトでの活躍に加え、チームが4-2-3-1システムに戻したことでトップ下として“復権”。アメリカ戦で与えられたチャンスで見事に先制ゴールを挙げて期待に応えた。一方、最も評価を落としたのは、本職であるトップ下で起用されながらも、プレー内容、結果ともにアピール不足となった南野拓実だ。左サイドで久保建英が起用できる目途が立ち、トップ下でも鎌田の存在が光ったなかで、どちらのポジションでも序列を落としている。原口元気はアメリカ戦の終盤のみの限定的な起用となったが、献身性への信頼は厚い。

■<FW=予想枠数4人> 〇=当確/1人、△=不確定/3人

△ 古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
〇 前田大然(セルティック/スコットランド)
△ 上田綺世(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
△ 町野修斗(湘南ベルマーレ)

 大迫勇也(ヴィッセル神戸)、浅野拓磨(ボーフム)という主力候補が不在で、各ポジションの中でも最もアピールのチャンスがあったなか、前田大然のみが株を上げた印象だ。アメリカ戦の“ハイプレス戦術”を採り入れるのであれば、センターフォワードは「前田一択」と言っても過言ではないパフォーマンスだった。大きな期待を寄せられていた古橋亨梧は、守備時にスピードをコントロールできず、ハイプレスには不向きな印象。セルティックとは異なり、鋭い飛び出しに合わせくれる味方もいなかった。ベルギーに渡って守備面での向上を感じ取っているという上田綺世も、特大なアピールができたわけではない。今後パフォーマンスや大迫や浅野のコンディションに“当落”が左右されるか。

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