王者レスターがリバプールに4失点大敗… 岡崎は先制弾を導くも前半のみで交代
不安定なレスター守備陣が崩壊し1-4で敗れる
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、10日に敵地でリバプールと対戦。不安定な守備を攻撃力で補うことはできずに1-4で完敗した。3試合連続で先発出場した岡崎は、真骨頂の高い位置からのプレッシングでFWヴァーディのゴールを演出したが、見せ場は少なく前半45分間の出場のみでベンチに退いた。
リバプールは本拠地アンフィールドの改修が完了し、メインスタンドが8500席増築された。最大収容人数が5万4000人となった新スタジアムでの今季初ゲームで、大歓声の後押しを受けるリバプールは、前半13分に左サイドMFミルナーのパスを中央で受けたFWフィルミーノが右足で決めて均衡を破った。
さらに同30分、テンポの良いパスワークでレスターのDFラインを完全に崩すと、最後はFWスターリッジのおしゃれなヒールパスからFWマネが押し込んで追加点を奪った。クロップ監督はかけていたメガネが外れるほどの豪快なガッツポーズで追加点を祝福した。レスターは失点直後にDFシンプソンが右足を痛めていたDFエルナンデスと途中交代するハプニングにも見舞われた。
苦しい展開となったレスターだったが、岡崎の真骨頂と言える献身的なプレーが得点を呼び寄せた。同37分、ペナルティーエリアの右脇でパスを受けたDFルーカスに対して岡崎が猛然とプレスをかけると、ルーカスはコントロールを誤り、焦ってGKミニョレへのパスを選択。しかし、このパスは精度を欠いてゴール前のFWヴァーディへのプレゼントパスとなってしまった。ヴァーディはダイレクトでゴールへ蹴り込み、2試合連続ゴールで1点差に詰め寄った。
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