闘莉王復帰効果! 名古屋が新潟戦でリーグ戦19試合ぶりに勝利し逆転残留に望み

前半29分、CKの流れから間接的にゴールに関与

 名古屋グランパスの元日本代表DF田中マルスク闘莉王が10日の敵地アルビレックス新潟戦で電撃復帰後、初先発を果たした。

 Jリーグ発足時の「オリジナル10」と呼ばれる名門の一角が、リーグ戦18試合勝ち星なしでJ2降格の危機に際し、闘将はボスコ・ジュロブスキー監督やクラブ幹部から復帰要請を受けた。

 復帰戦となった新潟戦では精度の高いサイドチェンジやロングボールを通し、前半29分に先制弾を“演出”した。MF田口泰士の右CKに闘莉王が飛び込む。相手の長身FW指宿洋史をブロックする形になり、闘将の目の前に入り込んだFW川又堅碁が値千金のゴールを決めた。間接的ながら、復帰したばかりの4番はゴールに関与しており、これもある意味で“闘莉王効果”だった。

 昨年はリーグ戦30試合で5得点と結果を残しながら、名古屋と契約満了になった。母国ブラジルのサンパウロ州の実家に戻っていた闘将だが、コンディションを維持しようと努力を続け、野菜中心の食生活で体重増加にも注意。さらに自身の経営する牧場で愛馬を操り、体幹と内転筋を鍛えた。そして、週2回ペースで地元のチームと試合を続けていたという。

 

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