ウェストハム監督が新加入の伊代表“カエルダンスFW”に非情指令! 「PKは蹴らせない」

CFとしての資質を絶賛しフォロー

「彼がPKを蹴るかって? ない、ない。我々はすでにいいキッカーを持っているんだ。偉大なキッカーを、ね。我々はそんなに多くのPKをゲットできないし。もちろん、もっと欲しいけどね!」

 少々自虐的なユーモアを含めた指揮官の答えは、ザザにとってあまりにも無情だった。ウェストハムは長年同クラブに所属するMFマーク・ノーブルがPKキッカーを務めており、指揮官はいぶし銀の献身性とともに確かなキック精度に信頼を置いているようだ。そのため、ザザのキッカー案を完全否定。それでもビリッチ監督は、こうフォローもしている。

「ザザは数週間にわたって我々とトレーニングしてきた。トレーニングで見せているものをスタジアムのピッチで発揮しなければならない。センターフォワードとしての資質をすべて持っていて、うまくいけば彼は我々のチームに順応するだろう。恐れることはない。遅かれ早かれスタメンで出たいだろうし、準備はできている」

 求められるのはPKのリベンジよりも、1つでも多くのゴール量産――。それこそが“カエルダンスPK男”にとっての、汚名返上になるのは確かである。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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