C大阪の小菊監督、決勝ゴール大絶賛のワケ 「日々の積み重ねを発揮した」選手に送った感謝の言葉

C大阪の小菊昭雄監督が浦和戦を総括【写真:Getty Images】
C大阪の小菊昭雄監督が浦和戦を総括【写真:Getty Images】

浦和とのアウェーゲームで1-0勝利、相手のスキを突いた決勝ゴールに指揮官言及

 セレッソ大阪は9月14日にJ1リーグ第26節の延期分、浦和レッズとのアウェーゲームに臨んで1-0の勝利を収めた。互いにチャンスの少ない展開でスキを逃さず決勝ゴールを奪ったゲームに、小菊昭雄監督は「勝敗は細部で決まるということを選手たちが改めて実行してくれた」と喜びを語った。

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 C大阪は4-4-2の強固なブロックを組んで浦和のポゼッションを受けつつ、逆襲を窺うような試合展開になった。小菊監督は「浦和のここまでの戦い、そしてACL(AFCチャンピオンズリーグ)の戦いを見た時に、今日は非常に難しいゲームになると予想されたなかで、特に選手たちとは守備の共有とボールを奪ってからの攻撃、そしてゲームコントロールを最重要視してこのゲームに臨んだ」と話した。

 浦和がボールを持つ時間こそ長いものの崩れる気配を見せなかったC大阪は前半24分、相手右サイドバックのDF宮本優太が攻撃参加したタイミングでファウルになると、宮本が自身のポジションに戻る前にリスタートの位置へボールを置いていったスキを見逃さなかった。そこから宮本が戻る前のスペースに素早く展開してクロスに持ち込むと、最後はFW加藤陸次樹が右足で叩いた。

 90分を通して浦和のシュートを4本に抑えた一方で、C大阪もシュートは7本と互いにチャンスらしい形は非常に少なかった。そうしたなかで1点が勝負を分ける形になったが、この勝利は小菊監督にとっては選手たちとの積み重ねを感じさせるものになったと話している。

「ファウルでボールが止まった後に誰一人集中力を切らすことなく、早いリスタートからカウンター、これはトレーニングキャンプから常に相手のスキを見逃さないことを選手たちは非常に意識高く、トレーニングで取り組んでくれているので、そういった日々の積み重ねが素晴らしいゴールにつながったことも嬉しく思う。

 トレーニングの中での集中力であったり、強度高くプレーするなかで、我々のトレーニングは常に勝敗にこだわり、相手のスキを見逃さない。そういった日々の積み重ねを選手たちが今日しっかりとこういう大一番で発揮し、得点を奪えたこと。本当に勝敗は細部で決まるということを選手たちが改めて実行してくれたことを嬉しく思うし、こういった成功体験が彼らの成長スピードを上げてくれる」

 浦和のリカルド・ロドリゲス監督も「セレッソ大阪が我々をうまく消したという印象がある」と、浦和ボールの時間帯でC大阪が上手くゲームを運んだという印象を話した。実直さのある全体でハードワークするサッカーは、その見た目以上に強度の高いものになっていた。

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