元主審・家本政明氏が選ぶ、森保ジャパン“推し”プレーヤー 「攻撃のリーダー」「絶対外せない選手」と絶賛する欧州組は?

絶賛する日本代表メンバーとは?【写真:高橋 学】
絶賛する日本代表メンバーとは?【写真:高橋 学】

【専門家の目|家本政明】コンスタントに出ている伊東と遠藤を絶賛、E-1で活躍した町野の名前も

 森保一監督率いる日本代表が9月に欧州遠征(23日にアメリカ戦、29日にエクアドル戦)を予定しているなか、日本対アメリカ戦で「家本政明ぶっちゃけLABO」というオンライン同時視聴イベントを開催する元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏。イベントを前に日本代表の“推し選手”について語ってもらった。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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 家本氏がまず名前を挙げたのは、森保ジャパンの右サイドで躍動するMF伊東純也(スタッド・ランス)だ。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選では、4試合連続ゴールをマーク。俊足を生かしたドリブル突破やハイプレスで存在価値を高め、今や右サイドの攻撃におけるキーマンの1人となっている。

「コンスタントに結果を出している伊東選手は真っ先に思い浮かびますよね。チャンスメイクもできるし、シュートも打てて結果も出していることを考えると、攻撃のリーダーというのは彼になる。日本が勝つための1つの大きなカギを握っている選手だと思います」

 今季からフランス1部リーグ・アンのスタッド・ランスに移籍した伊東。2トップの一角という慣れないポジション起用ながらも、ここまでリーグ戦6試合で2ゴールとクラブでも好調を維持している。

 続けて「絶対外せない選手」として家本氏が挙げたのはMF遠藤航。ドイツ1部シュツットガルトでキャプテンマークを巻く日本の“ファイター”は、昨シーズン最終節で1部残留へ導くゴールを決めるなどクラブでも大きく貢献した。カタールW杯アジア最終予選では森保ジャパンの要として、MF守田英正(スポルティング/ポルトガル1部)やMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ2部)とともに日本の中盤を支えてきた1人だ。

「誰と組むかにもよると思いますけど、この間良かったのが、守田選手と田中選手(との組み合わせ)との関係性。(今後)そうなるのか、選手を変えてくるのか分からないですが、中盤のキーマンとして、誰と組もうが遠藤航選手は絶対外せない選手だと思います」

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家本政明

いえもと・まさあき/1973年生まれ、広島県出身。同志社大学卒業後の96年にJリーグの京都パープルサンガ(現京都)に入社し、運営業務にも携わり、1級審判員を取得。2002年からJ2、04年からJ1で主審を務め、05年から日本サッカー協会のスペシャルレフェリー(現プロフェッショナルレフェリー)となった。10年に日本人初の英国ウェンブリー・スタジアムで試合を担当。J1通算338試合、J2通算176試合、J3通算2試合、リーグカップ通算62試合を担当。主審として国際試合100試合以上、Jリーグは歴代最多の516試合を担当。21年12月4日に行われたJ1第38節の横浜FM対川崎戦で勇退し、現在サッカーの魅力向上のため幅広く活動を行っている。

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