代表戦で“FIFAウイルス”に冒されなかった清武 セビージャ地元紙「休暇をエンジョイ」と好意的

清武はUAE戦で1アシストも、タイ戦で出番が訪れず

 6日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選タイ戦、MF清武弘嗣はベンチ入りしたが、最後まで出番は訪れなかった。清武が所属するセビージャの地元紙「エスタディオ・デポルティーボ」は「FIFAウイルス」という表現を使って伝えている。

 清武は1日のW杯最終予選初戦のUAE戦で先発。試合に敗戦したものの、前半11分にFW本田圭佑のヘディングシュートを演出した。結果を残しただけに2試合連続の起用も予想されたが、タイ戦では清武が務めた攻撃的MFに原口元気が入り、その原口が前半18分に先制のヘディング弾。そうした流れもあり、バビド・ハリルホジッチ監督は清武の起用を見送った。

 タイ戦で出番が清武について、同紙は比較的、好意的に捉えている模様だ。なぜならリーガの強豪クラブは各国代表クラスを擁しており、国際Aマッチウィークを戦った選手がコンディションを落としたままチームに合流し、その直後のリーグ戦を戦わなければならない。特にバルセロナやレアル・マドリードの二強に顕著で、代表戦による疲弊は通称「FIFAウイルス」と呼ばれている。

 その「FIFAウイルス」は、ホルヘ・サンパオリ新監督率いるセビージャも例外ではない。今回のAマッチウィークで清武、フランス代表DFラミ、アルゼンチン代表MFマティアス・クラネビッテル、同代表DFガブリエル・メルカドの4人が代表招集となった。

 

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