現地メディアが伊東のコメントを報道

　フランス1部スタッド・ランスに所属する日本代表MF伊東純也は、現地時間8月31日に開催されたリーグ・アン第5節アンジェ戦（4-2）でゴールを決め、2試合連続ゴールと新天地で良い滑り出しを見せている。ランスでは2トップの一角で出場しているが、本人は森保ジャパンでもプレーしている右サイドのほうが持ち味を発揮できると考えているようだ。フランスメディア「Essonne Info」が、コメントを報じている。

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　第4節リヨン戦（1-1）で、ランス加入後の初ゴールを挙げた伊東は、続くアンジェ戦でも決定力を示した。1点リードで迎えた前半45分、ランスMFイエンス・リス・カユステがハーフウェーライン付近で相手2人を引き付け、裏へ抜け出した伊東へアウトサイドでスルーパスを供給。パスを受けた伊東はシュートを打つ直前に相手DFに背後から押されてバランスを崩すも、体勢を立て直して冷静に右足で流し込んだ。

　ここまでリーグ戦4試合で2得点と、オスカル・ガルシア監督の2トップ起用は当たっているように見える。だが、これまで右サイドを主戦場としてきた伊東は、より良さが発揮できるのはサイドでプレーする時だと感じているようだ。

　得点について、「ストライカーとして、結果を出さないといけないので、得点を挙げられたことは良かった」と語った伊東。日本代表とは異なる2トップでの起用について問われると、「自分の強みを発揮しきれないところはあると思いますが、それがチームから求められていることなので、今、僕に何かできることはありません」と答え、監督からの要求に従う姿勢を見せている。

　アンジェ戦でチームも今シーズン初勝利を挙げたことから、このまま2トップでの起用も予想されるが、不慣れなポジションでも結果を出している29歳は、次節のRCランスとの一戦では、どのようなプレーを見せてくれるだろうか。