嫌われ者の“元祖ワンダーボーイ”が明かす古巣への哀しき愛 「ずっとリバプールに戻りたかった」

オーウェンが当時の胸中を赤裸々に告白

 “元祖ワンダーボーイ”として知られる元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏が、現役時代に古巣リバプールへの復帰を常に熱望していたことを明かした。英紙「リバプール・エコー」が報じている。

 オーウェン氏はリバプールの下部組織で育ち17歳でプロ契約を結ぶと、1997年5月にトップチームデビューを飾り、そこでいきなり初得点を奪った。そして翌97-98シーズンに主力に定着すると、18得点をマークして18歳にしてプレミアリーグ得点王を獲得。イングランドにとどまらず世界中に衝撃を与えると、翌シーズンも18ゴールを奪って2シーズン連続で得点王に輝き、“ワンダーボーイ”としてその名を轟かせた。

 一方、この頃から慢性的な負傷に苦しめられることになる。それでも、97-98シーズンから7季連続でチーム得点王を維持し続け、イングランド人史上でも指折りのストライカーとして輝きを放った。リバプールでは最終的にリーグ戦216試合出場118得点を記録した。

 そしてオーウェンは新たなチャレンジを求めて、2004年にレアル・マドリード移籍を決断する。スペインでもその得点力を随所に見せたが、負傷もあって先発の座を勝ち取れず、わずか1年で退団。ニューカッスルへと移籍すると、その後はマンチェスター・ユナイテッド、ストーク・シティでプレーし、13年に現役生活に別れを告げた。

 

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